Blog_linebitmax_20210720

執行役員の米山です。

クリプトカレンシーアナリストの田中が執筆をさせていただき、ご好評をいただいている本コラムですが、ネタ切れで「作者取材の為、休載したい」とマンガ家さんのようなことを申しておりますので、今月は私が代わりに担当させていただきます。

以前のコラム「『投資の経験値』は少額投資でも向上する」では、少額から暗号資産投資をはじめるメリットについてご紹介させていただきました。もう一つよく、質問をいただくのはポートフォリオに占める暗号資産の割合をどの程度にすべきなのか、という点です。今回は個人の資産運用における私の考えをお伝えさせていただきます。なお、暗号資産同士の配分については過去のコラム「暗号資産同士は似た動き?」が参考になるかと思います。

自分の労働力も資産の一部

個人の資産運用において、資産種類毎の投資割合を決定する際、見落としがちなことがあります。それは、ポートフォリオが金融資産だけで構成されている訳ではない、ということです。年金ファンドのように保有資産のすべてが金融商品で構成されているものや、一定規模以上のまとまった資産額を運用するような場合には、プロ投資家がリスク許容度や目標収益率から最適化されたポートフォリオを決定しています。一方、個人の資産運用においては、保有している金融資産だけをみて投資割合を決定したのでは、真に望んでいる状態にはなっていないかもしれません。

多くの方にとって一番大きな資産はご自分の労働力なのではないでしょうか。例えば、30年間にわたって毎月20万円ずつ給与所得がご自分の労働力から得られるのであれば、これも一種の資産であると言えます。参考として、現在の30年物日本国債の金利は0.669%(記事執筆2021/7/14時点)ですので、毎月20万円の金利を得るには約3.6億円の額面が必要です。

他にも、長年コレクションしてきたトレーディングカードという資産もあれば、ご家族の存在がとても大きな資産だとお考えになる方もいるでしょう。ブロックチェーンにご関心がある方であれば、話題のNFTを保有されている方もいらっしゃるかもしれません。あるいはご商売をされている方はご自分のお店が資産となりますが、その価値は景気動向に敏感に反応する場合も多いと思います。このように資産価値以外にも、その資産価値がどのような時に、どの程度変化するものなのか、リスクとリターンの性質を考えることも重要です。

資産を正しく評価してポートフォリオを考えよう

さて、前置きが随分長くなりましたが、前述のとおり金融資産の資産種類毎の投資割合の決め方(アセットアロケーション)について、プロ投資家のそれを参考にされる方が多いかと思います。考えていただきたいのは、個人が持っている価値あるもの(資産)はご紹介したとおり金融資産以外も多いということです。もし金融資産以外の資産が安定的な価値のある資産である場合、金融資産だけをみて決定された投資割合では、真に望んでいる状態よりもリスク資産への投資量が過少で、ローリスク・ローリターンになっている可能性が高いです。一方でその逆の状態もあり得ますので、資産状況を評価する、ということが個人の資産運用においては非常に重要なことであり、ご自身にしか出来ないことだと思います。

他の資産と価格変動の相関が低い暗号資産をポートフォリオに加えるべき理由も過去のコラム「今、分散投資の暗号資産活用がアツイ」にて解説しております。

私は投資によって人生がより豊かになると信じています。ただし、何が価値あるものなのか、人それぞれ異なる評価基準をお持ちであるはずです。皆様の保有するすべての資産を考慮に入れた上で、暗号資産にどの程度の投資をすべきなのか、ご判断いただければと思います。

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