最終更新日 2024.01.29

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2023年5月15日、ビットコインキャッシュ(BCH)はハードフォーク(Hard Fork)を予定しています。

ハードフォークは、ブロックチェーンネットワークのルールや仕様を変更して新しいチェーンが生成される過程を指し、これを機にビットコインキャッシュは様々なアップデートが想定されています。

今回のハードフォークでは、ブロックチェーン上で契約内容(条件)を自動的に実行するスマートコントラクトの実装が注目されています。スマートコントラクトは、自動的に実行・検証・取引を行うプログラムであり、従来の取引よりも迅速かつ効率的な処理を可能にします。

ビットコインキャッシュは決済手段としての実用性を徐々に高めていますがなぜ今回、スマートコントラクトが実装されるのでしょうか。

ビットコインキャッシュは未来のお金?

ビットコインキャッシュは未来のお金

2009年、ビットコインが誕生したことによって、お金の在り方が変化しました。本来、お金には信用が必要であり、各国の法定通貨は中央銀行が発行し、政府が支援しています。これによって、法定通貨には一定の信用性が生まれます。
一方、暗号資産は中央銀行などを必要とせず、中央権力を持たない分散型システムによる運営によって透明性と信用性を確保しながらお金としての価値を持ちます。

ところが、ビットコインが世の中に普及していくにつれて取引処理速度の問題が顕在化します。そこで2017年8月にビットコイン(BTC)が抱えていた問題を解決するために、ビットコインキャッシュ(BCH)が誕生しました。

ビットコインキャッシュは、1ブロックサイズを拡大することによって、より多くの取引を処理できるようになりました。少額取引や頻繁な取引をする際の手数料を抑え、取引処理速度が向上したことで、迅速な送金や決済を可能にします。

ビットコインキャッシュに足りないもの

ビットコインキャッシュは、グローバルな送金機能に始まり、堅牢なセキュリティ性といった決済手段としての基本機能を備えています。ただし、決済手段として世の中に普及するためには、経済全体の枠組みの中で円滑に取り扱われるための周辺機能も必要となります。

例えば、とある会社が株主に配当を分配するためには、契約を結ぶ必要があります。契約は中央集権組織に依存し、組織が付きまとう分だけ手続きに伴う人的リソースなど、あらゆるコストが決済の度に発生し続けます。

今のビットコインキャッシュは、セキュリティ性と透明性をもって手動送金などを実行・確認できますが、配当の分配条件などを契約として事前に定義し、実行していく周辺機能までは持ち合わせていません。よって、決済手段として経済全体の枠組みの中で機能するためには、中央集権的手段による契約が必要になってしまうのが現状です。

この問題を解決するために、ビットコインキャッシュは今回のハードフォークでスマートコントラクトを実装します。

スマートコントラクトの仕組み

スマートコントラクトの仕組み

ビットコインキャッシュが決済手段として世の中に普及するためには、決済手段を用いるための契約機能も必要とされます。そして、今回のハードフォークで実装されるスマートコントラクトによって、契約内容を自動的に実行・検証・取引できるようになります。

スマートコントラクトは自動販売機の仕組みと似ています。自動販売機にお金を入れて商品を選択する条件が成立すると自動で商品がでてくるのと同様に、自動販売機の商品選択と支払いがスマートコントラクトの"条件"に相当し、商品が出てくるアクションがスマートコントラクトの"実行"に相当します。

株の配当においては、配当金が支払われる条件やタイミングを定義し、配当金額の計算ロジックなどをコード化することで、スマートコントラクトによる株の配当・送金などを自動で行えるようにします。

スマートコントラクトで実行される内容はブロックチェーン上に記録されるため、配当金の支払い履歴を誰でも追跡することができ、透明性の高い社会が実現されていきます。

スマートコントラクトの実装によって、ビットコインキャッシュがこれまで決済手段として経済全体の枠組みの中で機能するために足りていなかった契約機能が満たされるため、管理者を必要としない自立したアプリケーションの構築が可能になります。

ハードフォークを迎えるときに知っておきたいこと

ハードフォークを迎えるときに知っておきたいこと

大切な資産を失わないために、保有する暗号資産がハードフォークを迎える際は様々なリスクを想定、整理しておくことが大切です。

ハードフォークに関する一次情報を収集

ハードフォークを迎える時期が近づいてくるとSNS上などで、その暗号資産に関する言及が増えてきます。ただし、SNS上の情報の多くは二次的、三次的情報になるため、情報の正確性に欠けることも少なくありません。

ハードフォークを迎える際は、できる限り一次情報を収集し、正確な情報のもとで柔軟な対応や判断を行えるようにしておくことが望ましいです。

 公式ウェブサイト

公式ウェブサイトを定期的にチェックし、基本的なニュースやアップデート内容を確認しましょう。

 フォーラム・開発者ブログ

プロジェクトの開発者がブログやフォーラムで技術的な内容の詳細や進捗状況、ハードフォークの理由などを述べていることがあります。より詳しい情報を探したい場合はGitHubリポジトリなどを閲覧してみるのも良いでしょう。

 ソーシャルメディア

一次情報を発信するプロジェクトの公式アカウントや開発者、コミュニティリーダーなどのSNSアカウントをフォローすることで最新の情報を取得しましょう。

今回のビットコインキャッシュのハードフォークについては、BitcoinCash公式サイト開発者ブログなどからハードフォークの時期や内容の詳細を確認できます。まずは簡単な情報を探すところから始めてみたい方はX(旧Twitter)や、LINEのオープンチャットなどを活用してみることから始めるのも良いでしょう。

ハードフォークによる暗号資産の将来的な価値

ハードフォークが行われる理由や背景を理解することが、暗号資産の将来的な価値を見極める上で重要な判断材料になります。

ハードフォークによって、セキュリティ・取引処理速度の向上といった技術的な内容の改善が利便性や実用性の期待を生み、価格が上昇していくことがあります。

また、ハードフォークによる変化が開発者やユーザー間での支持に影響を与えることもあります。暗号資産の長期的な成長には、活発なコミュニティや開発者の存在が必要となるため、活性状況がその暗号資産の長期的な価値を左右する要因になります。コミュニティの状況が芳しくない暗号資産の先行きは見通しにくいといえるでしょう。

ただし、どんなに将来性のある暗号資産であっても、短期的な値動きによって価格が乱高下することはあります。その場の空気に流されて焦って売買をするのではなく、自身が売買をおこないたい価格で冷静に取引をし続けることがより良い取引に繋がります。 LINE BITMAXでは、売買したい価格、数量・金額などを事前に設定し、設定した注文価格に到達した際に自動で注文の執行を行う予約注文機能を提供しています。

ハードフォークの直前・直後の状況

ハードフォークが起きる直前、直後の相場は、市場参加者のあらゆる思惑が交錯するため、価格推移が不安定になりやすい傾向があります。暗号資産メディアなどがハードフォークについて報じることも増えるでしょう。

ハードフォークによってビットコインキャッシュが誕生した当時、市場はビットコイン・ビットコインキャッシュ、どちらを選択すべきかを迫られていた状況にありました。ビットインキャッシュの価格推移は、ビットコインに比べてとても低い水準を推移し、ビットコインの急激な価格上昇に対して、ビットコインキャッシュの価格は上昇せず下落することもありました。

ところが、ビットコインの急激な価格上昇が落ち着きを見せた頃になってから後を追うようにビットコインキャッシュの価格が上昇をし始めることもあり、様々な状況の変化を経てビットコインキャッシュは徐々に市場に馴染んでいくことになります。このような事例から、ハードフォークの直前・直後の価格推移を考慮するのは困難といえます。

また、ハードフォーク前にその暗号資産を欲しがる人が急増し、価格が吊り上がることも珍しくありません。短期的な欲望によって生み出された価格形成はその分、反動が大きくなるためハードフォークの直前・直後に価格が乱高下する傾向にあります。
暗号資産の価格変動のタイミングを見逃さないように、LINE BITMAXでは価格通知機能によってLINEで価格通知を受け取ることができます。

ハードフォークする瞬間のリスク

ハードフォークは、ブロックチェーンネットワークが機能するための基本的なルールを定めているプロトコルに互換性のない変更が加えられる場合に発生します。新旧のブロックチェーンが2つ生成されることがあることから、ハードフォークする瞬間・直後は想定外の技術的な問題が発生する可能性も否めません。

ハードフォークは、その暗号資産の将来的な価値や価格推移の見通しが不安定になるだけでなく、セキュリティの観点においても懸念が想定されるため、思わぬ事態に巻き込まれないようハードフォークする瞬間の取引や送金は控えておくことが望ましいでしょう。

公式サイト・コミュニティや開発者などから発表される最新の情報をチェックできるようにしておくことで、何らかの問題が起きても柔軟に対応できるようになります。

ただし、混乱に乗じて公式サイトを模倣した偽サイトに騙されて、ウォレットの秘密鍵を入力してしまい暗号資産が盗まれてしまうようなフィッシング詐欺も見受けられるため注意が必要です。偽サイトはアドレスのURLが異なっているため、URLの確認やブックマークをするような対策で大切な資産を守りましょう。

暗号資産取引を行うにあたり、暗号資産や取引の仕組み、内容およびリスク特性を十分にご理解・ご勘案いただいた上で、ご自身の責任と判断でお取引を行っていただきますようお願いいたします。

ハードフォークへの暗号資産取引サービスの対応

暗号資産取引サービスの対応

ハードフォークを迎える時期は、暗号資産交換業者が提供する暗号資産販売所・取引所などのサービスが一時的に停止されることもあります。サービスの停止措置がおこなわれる場合は、事前にハードフォークに伴う対応方針などが発信されるため、サービスごとに情報の確認をしておくようにしましょう。

2020年11月15日に行われたビットコインキャッシュのハードフォークでは、LINE BITMAXはお客さまの資産を安全に保護する目的で以下の対応を実施しています。

  • 売買の一時停止
  • 入出庫の一時停止
  • 貸出の取扱いの一時停止/返還申請の一時停止

また、取引・入出金の一時停止に関する対応方針だけでなく、ハードフォークの内容によっては新しく誕生する暗号資産がユーザーに付与されることもあります。ハードフォークした瞬間に預け入れている該当暗号資産の保有量に応じて付与されるケースもあるため、各暗号資産関連サービスから発信される情報の確認が重要です。

LINE BITMAXでは、ハードフォークによる取引の停止期間や、暗号資産取引関連サービスの再開時期に関する情報をLINE BITMAX公式アプリまたは公式サイトのお知らせなどで発信しています。

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・上記のリスクは、暗号資産のお取引に伴うリスクを全て網羅したものではございませんので、当社で暗号資産に関連するお取引を行うに際しては、当社がお取引の前に交付する説明書を十分にお読みください。

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